Project File7

水リスク評価ツールだけでは見えてこなかった
地域や流域を考慮した分析でサポート

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課題

  • Aqueductに代表される水リスク評価ツールによる評価結果と拠点の認識の乖離
  • 水リスク評価ツールによる評価だけでは、具体的なアクションを検討できない

サポート概要

  • ツールを使わずにそれぞれの地域の水の基礎情報を把握
  • 本社と拠点での認識の乖離のない水リスクの課題を分析

水リスク評価ツールの使用により 本社と現場で水リスクへの意識の差が生まれた事例

グローバル企業である電機メーカーC社様は、Aqueduct※1やWater Risk Filter※2(水リスクを評価するためのツール/以下グローバルツール)が評価する水リスクのランクを参考として、各国の拠点や工場の水リスクを把握していました。そのうえで、各拠点の水使用量や製品の売り上げを考慮して、水リスクが高く、事業への影響が高い拠点を抽出していました。ところが詳しくお伺いすると、本社側が行った各拠点・工場の水リスク評価と、各拠点・工場が肌感覚で認識しているリスクに大きな差が生じているということでした。
本社側と各拠点・工場でギャップが生じた理由は、グローバルツールによる水リスクの評価の範囲が、対象とすべき各国の拠点や工場の水への領域と大きく乖離しているためです。加えて、グローバルツールによる水リスクの評価は、根拠や内容が表示されないため、本社側の課題や対策案も現場とギャップが出ていました。結果として、本社と各拠点の間の意識のギャップは、リスク低減のためのアクションの障害になっていました。

※1 Aqueduct : WRI(World Resources Institute、世界資源研究所)が開発した水リスク評価のグローバルツール。拠点が立地する地域の水リスクを、水量、水質、規制・評判の観点で評価することが可能。
※2 Water Risk Filter : WWF(世界自然保護基金)とDEG(ドイツ投資開発会社)が開発した水リスク評価のグローバルツール。拠点が立地する地域の水リスクや、各拠点の操業の水リスクを評価することが可能。

水リスクは地域や流域を考慮した分析が基本 正しく水を理解して正しい分析を行うことが効果的なアクションにつながる

水リスクを正しく評価するためには、水が流れている範囲(流域)を特定することが基本となります。潜在的な水リスクは、流域の自然条件や需要量が大きく影響するからです。グローバルツールは、複数拠点の水リスクを一括かつ簡易に概略把握することができ、高リスク拠点の抽出に適していますが、拠点に合った流域の設定ができないため、評価結果にずれが生まれる可能性もあります。
今回当社は、グローバルツールを使わず、拠点が使用する水の水源や流域を特定した上で、地形・地質・気象・土地条件等の様々な視点からから水がどのくらい存在しているか(水資源量)や、水がどのくらい消費されているか(水需要量)、といったその地域の水の基礎情報を把握しました。この結果に基づいて、各拠点の水リスクの課題を分析し、水リスクへの対応方針をご提案しました。その結果、本社と拠点での課題に対する意識レベルのギャップが埋まり、節水目標の設定や、水リスクの対策アクション等がスムーズに行えるようになりました。

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